ごいた狩り(カワムラ式ごいた)

ごいた狩りとは、王、玉、香、香が必ず1枚ずつプレイヤーに配られるように遊ぶごいたです。配る際に王、玉、香、香を別け混ぜます。他のよく混ぜて並べた駒(もしくはカード)にまとめて並ぶよう挿入します。あとは通常のごいたと同じ遊びです。

このような配り方をすることで必ず王、玉、香、香が1つずつプレイヤーに配られますので、
以下の駒が揃うことがなくなります。
王、玉
玉、香、香、香
香、香、香、香

通常のごいたは埋めるというルールのため、必ず上がれる状況を作るのが難しくなります。だからこそ、相手の3打の情報から埋め駒を考える必要性があり、そこから相手のハンドと考えを読むという奥深いゲームプレイが生まれます。しかし、通常のルールでは受けがろくに起こらずに上がれてしまうハンドが多くあり、奥深さが発揮されずにゲームが終わることがままあり……。それをもったいなく思い考えたのがごいた狩りのルールです。

ごいた狩りでは初手、及び1打目で上りが確定するハンドがほぼなくなり、1プレイヤーが受け可能性がある攻めを最低3打しなくてはなりません。そこでは「何を埋めるか」「誰が受けるのか」という問い(ゲーム性)の発生が担保されます。この問いに正解して、ゲームに勝つという機会が必然増えるのですが、このカタルシスは体験した人はわかるでしょうが極上です。他のプレイヤー考えを読まないといけないゲームであるポーカー、人狼、ディプロマシーなどで味わえるものに勝るとも劣らないでしょう。しかも、10~30分という短時間でそのカタルシスを得られるというのですから、コスパ対して得られる面白さはそれはもう…………世界的にも稀なものだろうと主張させていただきます。
中級者以上でないと問いへの正解するは難しいかもしれませんが、相手の考えを読んで勝つようなゲーム体験をしたいプレイヤーにごいた狩りはおすすめです。

最後になりますが、筆者は通常のごいたも大好きで、上りが確定したハンドで無慈悲に高得点を狙いに行くプレイも楽しく思っております。ごいたとごいた狩りの優劣を比べる意図はないことだけは明言させていただければと思います。

以上

ごいた愛好家カワムラより

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